【結婚式レポートin愛知県】やっとここに立つことができて、感無量です
笑いあり涙ありの温かな想いが溢れたホワイトクリスマス
今は亡き着付け講師だった祖母を想い、母と同じく白無垢での挙式を望んだ真礼さん。水に浮かぶ石舞台に立つ姿を思い描いていた矢先、挙式の前々日に健太さんが体調不良に。ゲストに緊急連絡。1カ月後に同じ場所で挙げることになったものの、今度は何年かぶりの大雪。「さすがに心が折れそうになりました」と真礼さん。ここに至るまでも紆余（うよ）曲折があった。同じ高校を卒業後、健太さんが交際を申し込むも、真礼さんは性格が真逆で恋愛対象とは考えられなかった。「2年たって、一番安心できる人が一番近くにいたんです」と笑う真礼さん。
「私たちが主役になれる貴重な一日。ふたりを見てほしくて」。健太さんの想いが通じたのか、それまで降っていた雪も挙式直前に上がり、ふたりはまさに人生の晴れ舞台に立った。自由奔放でやりたいことは実行する真礼さんにブレーキをかけるのが、石橋をたたいても渡らないタイプという健太さん。「両極端のふたりですが、当日まで並走できたことで絆が深まりました」と真礼さん。「いろいろあってもこうして皆が集まってくれました。どれだけ仲間や家族に支えられていたか。感謝しかありません」。ふたりは深々と頭を下げた。
「心配性の母とは対照的に、どんな時でもやってみろ！と言ってくれる父。自由にできたのも父のおかげ」と真礼さん。感動的な入場シーン
両家の水を合わせて行った水合わせの儀
再入場も石舞台から。真礼さんのテーマカラー、赤系の色打ち掛けと自毛で結った和髪
石舞台に立つふたりを見守ったゲスト
ケーキは着物を目立たせるためシックでシンプルなものをオーダー
料亭ならではの八寸
真礼さんは双子の妹と兄と3人で中座。妹のさあやさんは“さあやカラー”のブルーの着物で
和装にも洋装にも合う紫色メインの装花。金色の水引も華やか
結婚指輪は2つで一つのデザインが完成するものをオーダー
健太さんの中座は89歳の祖父と85歳の祖母と。「嬉しすぎて」と祖父は大号泣で言葉にならず、健太さんが優しく見守った
名古屋市在住
安藤健太さん（26歳）
真礼さん（26歳）
挙式日：2022年12月24日
会場：名古屋 河文
ゲスト数：60名
高校の同級生。友人関係が長く、卒業して５年後に交際開始。健太さんは銀行員。真礼さんはIT企業に勤務。
※ゼクシィ東海版2023年11月号より転載
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