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【結婚式レポートin愛知県】祖父の想いが詰まったこのお寺から新しい一歩を
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少女の頃からの新婦を知るゲストが祝福
長年、本龍寺の役員を務めていた桐子さんの祖父。“新しい時代にふさわしい寺を”と本堂建設委員会の代表でもあった。桐子さんにとっても、幼い頃から通っていた心の故郷のような寺だ。「祖父に、この本堂で花嫁姿を見せたかったんです」。しかし3年前、新しい本堂の竣工後に他界。寺の敷地内に静かに眠っている。「ここで、祖父に見守られながら仏前式を挙げたい!」と願う桐子さんのために、親族と友人、さらに幼い頃から桐子さんを見守ってきた檀家さんらが集まり、手作りの挙式が行われた。司会は住職の奥さんが、式杯係には桐子さんの中学の後輩が買って出た。挙式中にも次々と訪れる檀家さんたち。「あの桐ちゃんが花嫁さんなんてね」「きれいになって」と目を細めていた。
挙式後は、お色直しを済ませたふたりと共に別室でコーヒーブレイク。住職の奥さんが、ふたりにとって思い出の洋菓子店のケーキを準備してくれていた。「慣れ親しんだ場所で、私の成長を見守ってきてくれた方々に祝福されて嬉しかったです。会食はできませんでしたが、温かな気持ちになれました。祖父も喜んでくれていると思います」。祖母から贈られた、あでやかな振り袖姿の桐子さんは、静かに語った。
「6歳下の妹とは性格も好みもまったく違うからか、なんでも相談できる親友のような関係です」と桐子さん
鶴をあしらったブーケと、お揃いのリングピローは桐子さんの母の手作り
プランナーを立てず、司会は住職の奥さん。「桐ちゃんのことは小さいときから知っているので感慨深いですね」
コーヒーブレイクの最後に、それぞれ相手の妹にアレンジフラワーをプレゼント
三三九度での式杯係には桐子さんの後輩が。「彼女たちともお寺を通じて長い付き合いなんです」と桐子さん
桐子さんも諒一さんも大好物のショートケーキを食べながら談笑
お父さんっ子だった桐子さん。「妹と父と3人で洋服をよく買いに行ったんです」。お支度のときからそわそわしながらも、笑顔になってしまう桐子さんの父
明るく開放感あふれる本堂。親族、友人、檀家さんたちが集い、ふたりの挙式を見守った
日本画を学ぶ新郎の幼なじみが作った、両家の家紋パネル
コーヒーブレイクタイム中に、家族への感謝の言葉を手紙の代わりにスライドにして流した
![プロフィール](https://cdn.zexy.net/s/contents/article/web/banquet/general/images/appww2202009/tokai_2202_3_prof.jpg)
愛知県刈谷市在住
石川諒一さん(26歳)
桐子さん(26歳)
挙式日:2021年11月6日
会場:真宗大谷派本龍寺
ゲスト数:50名
同じ高校の同級生。修学旅行をきっかけに交際を開始。新婦の祖父の3回忌法要を終え、この日に挙式。
※ゼクシィ東海版2022年4月号より転載
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