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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.33~過去を振り返り、未来への決意を伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「“結婚式で絶対に花嫁の手紙を読む”と15年前から決めていました」

今回ご紹介するのは、美知佳さんのお手紙。小学生の頃に参加した親族の結婚式をきっかけに、結婚式への思い入れが強くなったそう。「花嫁の手紙を聞いて泣いている父の顔を見て、小学生ながらにもらい泣きしました。そこから15年以上の間、絶対に自分の式では手紙を読むと決めていました」と花嫁の手紙を読みました。

■2022年4月挙式
■招待ゲスト数…54名(家族、親族、友人、職場同僚)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…3カ月前(清書は3日前)
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…2日間
■事前練習の有無…有
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約4分30秒

美知佳さんの「花嫁の手紙」

手紙を読む新婦
花嫁の手紙前半
手紙を聞いている家族
花嫁の手紙後半

【GOODポイント&感動ポイント】

2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。

感謝だけではなく、未来への決意が伝わる手紙でGOOD!

お手紙の冒頭のゲストへの言葉に、新婦さまの気遣いが表れていますね。
お父さまへ宛てた【A】では、寄り添ってくれる父からの素敵な言葉や、やりとりの数々が書かれていますね。具体的な表現で、しっかりとお父さまのお人柄が知れました。下線部分では、これからの決意が伝えられています。

【B】では、これまで素直に気持ちを伝えられなかったことが書かれています。結婚式でのお手紙だからこそ、日頃は言えない素直な気持ちをストレートに伝えられることができますよね。下線部分「ママのように……」という言葉は、お母さまにとって嬉しい決意の言葉だったのではないでしょうか。

【C】で職場の方への思いを新婦さまから伝えていますね。
職場の方と新郎さまとの良好な関係性が伝わり、新婦さまからもさりげなく感謝の思いを伝えられていて、温かいシーンになったことでしょう。ゲストで来ていた職場の方も嬉しかったと思います。(澤さん)

花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた美知佳さんと、お父さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

普段は言えていない気持ちを伝えることができて良かった
新婦

私は周りの方に甘やかされて育ち、わがままを言いたい放題でした。大人になり、素直に感謝を伝えることもできなくなっていました。親を悲しませたり、心配させていることもわかりつつ、なかなか感謝を言えなかったので結婚式では素直に伝えようと思っていたんです。特に母とは女同志だからかけんかが多かったので、素直に感謝を伝えられたのは初めてだったと思います。

エピソードはどう選んだ?

絶対に伝えたい、私の親ならではのエピソードを選びました
花嫁

手紙を通じて親に対しては、二人の子どもで幸せだったこと、弟には普段言えない感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。手紙を書き始めた時、父と母との思い出を箇条書きし、そこから絶対に伝えたいと思ったエピソード、私の親ならではだなと思うエピソードを選びました。

苦労&工夫したポイントは?

普段と同じような話し言葉で書くようにしました
花嫁

語りかけるように、普段から使っている話し言葉で書くようにしました。インスタグラムで仲良くなったプレ花嫁さんや卒花さんの手紙の構成をいろいろ読んで参考にしながら書き進めました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

全体の手紙の量を見て、伝える相手へ書く内容のボリュームを考えて
花嫁

結婚式後に動画を見て、私は彼の親への言葉が少なかったかなと感じました。相手へどのくらいの思いを伝えるかの調整は、手紙全体の量(文字数やボリューム)を見ながら進めていくと良いと思いました。また、手紙を読む練習は3カ月で15回ほど行いました。時間を計りつつひとしきり泣きながら練習したので、当日は少し泣く程度で済みました。

手紙を受け取ったお父さまより

娘が手紙を読むのを聞いて感動しました
花嫁の父

手紙を読むのを聞きながら、今までの思い出が頭に浮かんできて感動したのを覚えています。美知佳には幸せになってほしいと願っています。

From 編集部

花嫁の手紙ではこれまでの振り返りと共に、未来への決意も書いてみよう

今回のお手紙では、親へ、きょうだいへ、過去を振り返って感謝や「今まで言えなかったけれど……」という初めて伝える気持に加え、未来への決意が書かれていました。結婚式で手紙を通じて伝える気持ちが、家族の絆をより深め、未来へと進むターニングポイントになることもあります。

「見送りの際、高校生のいとこが『最高だったよ~、ぼろぼろ泣いちゃった~』と言ってくれました。私が親族の結婚式に参加して、結婚式が特別なものになったように、私も結婚式への憧れを持ってもらえるきっかけをつくれたかなと嬉しくなりました」と美知佳さん。これも、結婚式で読む花嫁の手紙が持つパワーですね。

監修澤さん
Profile

澤 智子さん 株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー

ウエディング業界歴18年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁から手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方 をアドバイスしている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年11月時点のものです

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